孫子の兵法

重版決定!!感謝!

2018-06-04

 前回、孫子関連本の第8作として、「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」(日経BP社)の発刊をご紹介したが、書店に並び始めてからおよそ3週間で重版(増刷)が決定した。これも偏に、孫子兵法家を応援してくださる皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。
 おかげさまで、本書を読んだ方から、講演のご依頼が来たり、寄稿のご依頼が来たりしているので、内容的にも御評価いただけているかと・・・。
 とはいえ、まだまだお読みいただいていない方も多いでしょうから、まだの方は是非、お近くの書店かネット書店で。表紙はこういうデザインです。

AIに振り回される社長 したたかに使う社長

 しかし、重版が決まったからと言って、喜んでばかりはいられない。これだけ毎日のようにAIだ、IoTだ、ロボットだ、自動運転だと新聞記事やテレビのニュースで騒がれているわけだから、重版しなかったら困るくらいであって、もっと売れても良いはずだ。「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」なんてすごく売れている。やはり戦いは相対的なもので、敵と味方の両方をつかんでおく必要がある。
 孫子の定番、

『彼を知り己を知らば、百戦殆うからず。彼を知らずして己を知らば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。』

 である。己の本が重版されたというだけで手放しで喜んでいては、「彼を知らずして己を知る」程度の話であって、一勝一負がせいぜいだ。
 さらに、

『彼を知り己を知らば、勝、乃ち殆うからず。地を知り天を知らば、勝、乃ち全うす可しと。』

を考えておかなければならない。敵と味方の相対比較だけではなく、地を知り天を知ることが必要になる。地とは競合とのポジショニング、天とは時流、トレンドだ。AIやIoTなど最新テクノロジーについてのトレンドは共通でも、それぞれの本のポジショニングが違う。当然、孫子兵法家の本は、企業経営に孫子兵法を応用するものであり、他のAI関連本と一緒にされては困る。だが、それがうまく伝わっているかどうか・・・。読んでくれたら分かるだろうが、読む前に分からなければそもそも読んでもらえない。
 反対に、これはAI関連本ではありません、他のAI本とは違うと言い過ぎても、今度はAIの時流にうまく乗れなくなる。「なんだよ、孫子かよ。最新の話が知りたいのに紀元前の話をするなよ」と言われてしまっては、これまた読んでもらえない。
 そこで、「歴史と古典に学ぶ最新テクノロジーの活かし方」というタイトルのセミナーを行うことにした。特別講師として、歴史小説家として有名な伊東潤先生をお招きし、基調講演「戦国と幕末のイノベーター 織田信長と鍋島閑叟」をお願いした。
 なぜ歴史や古典と最新のテクノロジーの話がつながるのかということが、このセミナーで解き明かされることになるだろう。日本IBMをはじめ外資系IT企業で最新テクノロジーを扱った経験を持つ歴史小説家、伊東潤先生だからこそ語れるテクノロジー活用の本質論だ。
 織田信長は言うまでもなく、鍋島閑叟(なべしまかんそう)の話にもご期待いただきたい。鍋島閑叟は、肥前佐賀藩主鍋島家の10代目。殖産興業や軍備の強化につとめ、公武合体を推進した維新の立役者の一人である。伊東先生の講演内容は、
 戦国武将は新しいテクノロジーをどう活かしたか
 長篠合戦の真相
 信長の夢と光秀の見ていた現実
 本能寺の変の真相(初公開最新説)
 幕末のイノベーター 鍋島閑叟
 IBMでの経験から言えること  他
となっている。
 もちろん、第二部では、孫子兵法家、長尾一洋がお話しさせていただく。歴史や古典から最新テクノロジーにどう向き合えば良いのかを学べる貴重な時間となるはずだ。乞うご期待。

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