- 孫子の兵法 地上戦
- 孫子兵法三部作
- 電話応対も電子秘書がアシスト
- 九州支店が移転しました
- 孫子ブームなのか?
- 営業のゲーム化で業績を上げる
- 名刺も電子秘書にお任せ
- ウルフルズ復活
- Smartなグループウェア
- 出版記念セミナーも品川
- 品川から品川へ本社移転
- ワン・ツー・フィニッシュ
- 広島に全社員が集結
- 2023年度
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孫子の兵法 地上戦
2014-12-17
「まんがで身につく孫子の兵法」が出て、一ヶ月とちょっとが過ぎた。孫子の兵法に基づいて、孫子のマンガ本を出したわけだから、売れないわけはないのだが、やはりそこは戦い。出版の世界も、他の本との戦争だ。決して負けられない戦い。だが、出した後は、あさ出版さんの地上戦がものを言う。
その地上戦の状況をご報告しよう。あさ出版、営業部の皆さんの頑張り、各書店さんのご協力により実現した売り場展開。挙げればキリがないほどなので、5ヶ所ほどピックアップしてみた。
パネルあり、サインあり、ランクインあり、いろいろあり。「ありがたい」
周囲には、他の孫子本あり、ビジネスコミックあり、いろいろあり。 「敵も多し」
やはり、彼を知り、己を知ることが地上戦でも大切だ。自分の本がどう置かれるかだけで売れ行きが決まるわけではない。ライバルが多ければ、陳列フェースも減る。だが、敵がいるからこそ、コーナーが出来、そこに陳列スペースを確保出来ることにもなる。敵の力も借りてこそ、孫子の兵法である。
ここに来て、強敵「ザ・ゴール」のコミック版が出た。元々いた強敵は「7つの習慣」のコミック版だ。なかなか手強い。Amazonのランキングでも強い。何とかこの世界的ベストセラーの2強と互角に戦っていきたいところだ。こちらは最古にして最高の兵法書だ。実際には孫子の兵法にあまり馴染みのない20代、30代の女性がけっこう買ってくれているらしい。これはマンガ効果だな。表紙の絵が可愛いと女性にウケているという。おじさん的には可愛過ぎて買いにくいけどな・・・。
いずれにしても今、マンガ本が強い。ビジネスコミックや心理学コミックが売れている。まんが孫子を出しておいて言うのも何だが、マンガばかりで日本は大丈夫か?とも思う。マンガで興味を持ったら、是非普通の本も読んで欲しい。
しかし、マンガでも、読まないよりはいい。全然いい。特に「まんがで身につく孫子の兵法」は、解説部分もあるし、マンガの途中に現代語訳も入れたりしたので、全編が入っているわけではないが、孫子がそもそも何を言っていたのかも分かるようにしてある。超訳とか、マンガオンリーで、そもそも原本、原典、原作では何て言っていたのか?!と疑問に思うこともなし。
もちろん、この雑記をお読みの方で、孫子の兵法にご興味のある方は、孫子兵法家の孫子全篇解釈をお読みいただくのもいいだろう。本にすると優に2冊分の文量があるので、これはやはりWEBに置くしかないものだ。地上戦ではマンガがいい。可愛いのがいい。分かりやすいのがいい。
ということで、まだまだ戦いは続くが、これから年末年始にかけて、さらに地上戦で売れることを期待しよう。孫子の兵法を身につけて2015年を戦ってください。
孫子兵法三部作
2014-11-05
2004年に、孫子の兵法を現代の営業活動に活かす智恵をまとめた「必勝の営業術55のポイント」(中央経済社)を書き、2010年に、孫子の兵法を企業経営や戦略立案に活かす「孫子の兵法 経営戦略」(明日香出版社)を書いて、ついに、2014年、孫子の兵法をビジネスに活かすポイントをマンガのストーリーで分かりやすく伝える「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)が出来上がった。マンガ部分があるから書いたというよりも出来上がったという感じだが、10年がかりで「孫子兵法三部作」が揃ったようで嬉しい。これが2冊では、二部作とは言いにくく、やはり3冊以上あってこそ「何部作」と呼べる気がする。
1冊だけなら、自分が興味関心を持ち、研究を重ねた内容を本にすることもできるだろう。気合と根性と出版社さんとの出会いがあれば。だが、同じテーマで2冊目となると、1冊目に全力を出し切った上で、さらに新たな切り口や引出しが求められるし、1冊目がそこそこ売れていなければならない。それがさらに3冊目となると、2冊目も売れて、またも新たな切り口が必要となる。おまけにテーマは孫子である。数多くの類書があり、元の原典はわずか6000字。似たり寄ったりの本が溢れることになる。そうした中で「孫子兵法三部作」が揃ったことは、孫子兵法家として喜ばしい。
長尾一洋 孫子兵法三部作
孫子ブームに乗っただけではないのか、というご批判もあるだろう。私も、この雑記で8月28日に「孫子ブームなのか?」と、孫子がブームになっていることを取り上げた。そう、ブームであるからこそ、今、三部作目を出すべきなのだ。そもそもは、あさ出版さんの企画である。何しろマンガのビジネス本もブームで、それにも乗っかった企画。「7つの習慣」とか「ドラッカー」とかマンガのストーリー本が売れている。孫子ブームとマンガ本ブームというWブームの時流、世の流れ、地を知り天を知る出版社と、数多いる孫子本の書き手(孫子研究家や中国古典の先生)の中から孫子兵法家である私を見出した編集者の眼力!!素晴らしい。まさに、孫子兵法に曰く、『彼を知り己を知らば、勝、乃ち殆うからず。地を知り天を知らば、勝、乃ち全うす可し』だ。彼を知り、己を知るだけでなく、地を知り、天を知ってこそ、勝利がもたらされる。
そして、この孫子にマンガを持ってきたところは、『兵の勝は実を避けて虚を撃つ』の実践でもある。孫子の内容をそのままマンガにして解説している本はあるが、孫子を元に現代のビジネスストーリーにしたものは見当たらない。古典解説の堅い孫子本はたくさんあるけれども、マンガで分かりやすくしたものは少ない。敵の兵力が充実した「実」を避けて、敵が手薄になっている「虚」を撃つ。これもまた孫子兵法である。
さらに、今、この出版時期。これは孫子兵法家として私が強硬に主張した。10月末か11月の頭には出してくれと。ヘタしたら年末ギリギリになりそうだった・・・。それでは遅い。
2014年は、NHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」で、孫子兵法が取り上げられ、またこれもNHKの「100分de名著」にも孫子が登場し、孫子ブームの勢いが増した。年末には官兵衛が終わってしまうわけだが、来年の大河は、吉田松陰の妹が主人公。吉田松陰がどこまで登場するのか分からないが、松陰はそもそも山鹿流兵法の指南役であり、孫子の解説書も残している。2015年も孫子、兵法の話題があるわけだ。2014年の余韻が残っていて、2015年に向けて先駆けるには、このタイミングしかない。
孫子の兵法、『激水の疾くして、石を漂わすに至る者は勢なり。鷙鳥の撃ちて毀折に至る者は、節なり』である。勢いが大切なことはブームでクリアしているのだが、そこに投入するタイミングもとても重要だ。勢いがあればいいというものではない。ここぞという時に撃ち込んでこそだ。それが「節」。この「節」、タイミングを死守するために、漫画家さんには無理をさせてしまった。だが、どうせ出すなら、このタイミングにすべきだったのだ。それはきっとこれから証明されていくだろうし、理解してもらえるものと思う。
ただ単に、孫子の解説書が世に出る、孫子本が出版されるということではなく、その出版自体が孫子の兵法を現代のビジネスに実践応用したものであるということを、この雑記を読んでくれている読者には知ってもらい、そこからも学んで欲しい。孫子の兵法は実践に活かしてこそ意味がある。2500年前の中国の話を、ただ正確に現代語訳しているだけでは、実学である「兵法」の意味がないのだ。
いよいよ、全国の書店に「まんがで身につく孫子の兵法」が並ぶ。ここからは、あさ出版の営業の皆さんの地上戦に期待しよう。本書の企画から制作、出版時期までは孫子兵法の実践によって進められてきた。これで売れなかったら、あさ出版営業部の皆さんのせいにしようと思う(笑)。この雑記を読むかどうか分からないが、ここでプレッシャーをかけておくことにする。これも孫子の兵法だ(どういう教えかは本を読もう)。フフフ・・。
電話応対も電子秘書がアシスト
2014-09-30
今年5月の名刺管理機能に続いて、電子秘書Sales Force Assistantに、電話応対補助(CTI)機能が追加されました。もし、自分に専属の秘書がいれば、かかってきた電話はまず秘書がとり、誰からの電話かを教えてくれてから、自分が電話に出るだろう。秘書がいれば当たり前だ。そうであるなら、電子秘書、Sales Force Assistantにもできなければならない。その当たり前をついに実現。
お待たせしました。いや、あまり待ってはおられなかったかもしれませんが、電子秘書が電話もとります。とります、というとちょっとオーバートークでした。取り次ぎます。まだ相手と会話はできません。誰からの電話かを確認し、その相手の顧客情報や履歴をご用意。追加の履歴登録もその場で簡単にできるようになります。もちろん、着信時だけでなく、発信時もリストを表示して、ワンクリックで発信できるようになりますから、一気に電話をかけたい時などはしっかりアシストいたします。
その程度なら、普通のCTIソフトと同じじゃないか、とお思いの貴方。さすがですね。IT業界の方ですか? IT業界や電話関係の方には当たり前のことが、一般の企業には知られていないのです。コールセンターのような仕組みを小規模でも実現できるということを。それを電子秘書、Sales Force Assistantが実現することだけでも充分意味があると思うのです。が、しかし、それだけでは秘書としてやっぱり不充分ですね。
そこで、この電子秘書、Sales Force Assistantには、他の人が受発信した電話であっても、その顧客担当にその情報をお知らせする機能があります。お客様から電話が入っていたのに、担当者に伝え忘れていたとか、他の担当者がすでにお取引のある先だと知らずに、自分の担当顧客に電話をしてしまったりとか・・・貴社ではありませんか? そういう電話での失敗を防ぐ機能がついています。電子秘書がそうした情報もまとめて教えてくれるわけです。どうです? さすが電子秘書でしょう。
この電話応対補助(CTI)機能によって、電子秘書、Sales Force Assistantは格段に便利になりましたが、この機能強化による値上げはなし。さらに便利になった電子秘書、Sales Force Assistantを活用して、皆さんの生産性を高めてください。ただし、諸般の事情により、Sales Force AssistantのGlobal Edition版のみの対応とさせていただきます。旧版のSales Force Assistantをご活用の企業様は、Global Edition版に移行していただければ利用可能になります。移行自体は無償ですが、いろいろ条件もありますので、詳細は弊社の担当までお問い合わせください。
もう一つ、忘れてはいけないことがありました。いくら電子秘書が優秀だからと言っても、そもそも電話回線とつなぐ仕組みは必要になります。申し訳ありませんが、株式会社システムリサーチ イリイソリューション部の「CTIコネクテル」を別途ご購入ください。これはさすがに、秘書には無理でした。工事もいりますし・・・。「CTIコネクテル」は、我が国におけるCTIの老舗企業イリイ株式会社様の開発された製品で、信頼の置けるものです。この度、合併されて、株式会社システムリサーチの一部門、イリイソリューション部と改組されております。
いずれにせよ、便利な世の中になりました。電子秘書の便利機能を使って、顧客対応力を強化し、対応スピードを上げ、貴社の生産性と業績をアップさせて行ってください。今はまだ、電話の応答、対応までは出来ませんが、近い将来には、これを秘書ロボットにして、簡単な応答くらいはさせるようにしたいと思います。乞うご期待。
しかし、ロボットまで待たずに、今のうちから、顧客情報と顧客履歴をしっかり蓄積しておいてください。それが秘書ロボットの対応力につながりますので。
九州支店が移転しました
2014-09-22
NIコンサルティングの九州支店が移転したので、見学してきました。元々、博多駅の博多口から徒歩で5分もかからないところに九州支店があったのですが、この9月から、博多駅にグイッと近づき、博多駅前ビジネスセンタービルという立派なビルの5階に入りました。
⇒ 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-25-21 博多駅前ビジネスセンタービル5F
これまでのところは、ちょっとビルが・・・。ボロいというか小さいというか。場所は悪くなかったけど、ちょっとお客様に来ていただくのに気が引ける感じでしたが、今度のビルは綺麗です。博多駅の地下から直結!ではありませんが、西日本シティ銀行本店のところの地下出口から地上に出て、そのままそのビルの屋根があるのでそこを進んでください。そこから道を挟んで隣のビルまで約20メートルだけ、残念ながら屋根がありません。ここは信号もないので、左右を良く見て、クルマに注意しながら走ってください(笑)。私が見学に行った時も、小雨が降っていましたが、傘はささず。まぁ平気でした。
このビルには、JR九州さんの本社が入っており、半分はJRのビルであるかのようです。ちなみに6階が受付。弊社のオフィスはその下の5階です。
九州支店の受付は、こんな感じ。ステンレスの台に置かれた電話がオシャレです。だからどうってことは特にないのですが、ご来社の際はこちらの受話器をお上げください。そのまま受付につながります。当たり前ですが。
執務スペースは秘密。応接兼ミーティングルームはこちら。
ここでちょっとした打合せや軽い研修などもできるように少し広めにしました。九州のクライアント企業は、博多に来られる機会が多いようなので、そのついでに寄っていただければ、色々とご相談にも乗りやすくなるのではないか、ということで、駅の近くに移転もし、こうしたスペースも確保しました。
九州の皆さま、20メートルほど屋根のないところがありますが、博多駅から2分もあれば着きます。是非お立ち寄りください。
各地方、地域に密着し、クライアント企業へのフォローもしっかりできるよう、北は北海道から南は九州まで、拠点を展開しております。ちなみに、北海道支店も札幌駅のすぐ近くです。
ITやネットの活用で、時間と距離の壁を越えられるようになっても、最後はリアルな人と人とのコミュニケーションが必要ですね。NIコンサルティングは、その両面を強化していきたいと考えております。
孫子ブームなのか?
2014-08-28
今年に入って、NHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」で何度か孫子の兵法が登場したり、孫子の解説本が10万部も売れたり、孫子兵法家である私にも、孫子に関する雑誌や書籍の執筆依頼が来たりと、あたかも孫子ブームのような状況だ。次には、カープ女子ならぬ孫子女子まで出てきたりして・・・。(孫子女子では子が並んでイマイチだな。そんな心配はいいか・・・。)
9月4日に予定している、『孫子の智恵を現代に応用 激動の時代を勝ち抜く営業体制をつくる』~戦略的営業の軍師がお伝えする営業力強化の要諦~という私のセミナーも早々に満席(50名だが)となった。これも孫子ブームの影響なのだろうか。
孫子兵法家を名乗る私としては、孫子がブームだと言われると、なんだかブームに乗っかって出てきた、にわか仕立ての調子者のように思われるのではないかと心配になる。だが、孫子ブームによって多くの人が孫子の兵法に関心を持ってくれるというのは大変嬉しいことだ。最古にして最高の兵法と言われる孫子は、現代の企業や人にとっても学ぶべき内容が多いと信じているので、是非多くの人に知ってほしいと思う。
この孫子ブームが、カープ女子が実はカープのことをあまりよく知らず、赤いグッズが可愛かったからというだけで、にわかカープファンになっていたなんて話ではなく、孫子の兵法をしっかり学び、それを日々の仕事や人生に活かしてくれる実質的な価値のあるブームになると嬉しい。
私は、20代で経営コンサルタントになったから、50代、60代、70代の経営者を説得するために孫子の兵法を勉強し始めた。「若造がエラそうに何を言うか!」と言われないために、「私ではなく孫子が言っていますよ」と孫子のせいにして経営者に物申していたのだ。孫子は、若者が年長者に物申すための武器になる、ということ。どうしても孫子や論語など中国の古典は年配の人に読まれることが多いが、若い人にこそ読んでもらいたいし、勉強したらいいのに、と思う。だから、この孫子ブームが本物であれば、是非若い人に孫子に興味を持ってもらい、勉強してみる良い機会になればいいと思う。
何しろ、2500年もの時を超えて読み継がれ、語り継がれている孫子の兵法だから、過去に何度もブームと言われたことがあるようだ。武田信玄が風林火山の旗印を掲げていた戦国時代もおそらく戦国大名やその軍師たちの間で孫子ブームが起こっていたのではないか。
昭和の時代にも孫子ブームがあった。その火付け役となった、海音寺潮五郎氏の小説「孫子」の中に、こんな一節がある。「兵学者とは古来の兵法をよく誦んじ、古今の戦史をよく知り、兵制の変遷などを研究している者です。しかし、単にそれだけの人々です。兵法家は、機に臨み、変に応じて、最も適当した戦術の案出が出来るなら、古人の兵法など知らんでもよいのです。もちろん、古人の兵法を知っていてもよろしい、古今の戦史に通じていてもかまわない。ただ、それを実際に応用するにあたっては、独自の機略をもって自在の運用をしなければならないのです。それが兵法家です。」
これを読んで、私は「孫子兵法家」を名乗り始めた。孫子兵学者ではない。孫子兵法家だ。孫子を暗記しているとか、漢文が読めるとかではなく、孫子の兵法を、現代のビジネスや企業経営に応用、運用する専門家だ。中国語や2500年も昔の戦争がどうだったのかにはあまり興味がないが、それを現代の仕事に活かすことについては、自信がある。すでに四半世紀以上に渡って孫子の勉強をし、それをビジネスに活かし、自らの企業経営にも活かして来た。
2004年には、孫子の兵法を営業活動に活かす智恵をまとめた「必勝の営業術55のポイント」という本を書いたし、2010年には、孫子の兵法を企業経営や戦略立案に活かす「孫子の兵法経営戦略」という本を出した。
そして、ブログは書きたくないから「ブログではない雑記」にしていると言いながら、「孫子兵法家 長尾一洋の経営風林火山」というブログも2010年から書いている。ちなみに、本業のNIコンサルティングにおいても、「孫子兵法<特別>コンサルティング」という、孫子兵法を応用して1年で強い会社を作るコンサルティングを行っている。
とでも書いておかないと、孫子ブームに乗っかって、急に孫子孫子と言い出したと思われそうな気がして、書いてみた。ブームであれ、何であれ、孫子が多くの人に読まれることは喜ばしい。できれば、ただそれを現代語訳して終わりではなく、2500年前の孫子の身になり、心になって、今この目の前の問題に、孫子だったら何と言うかなと考えてみて欲しい。それが「孫子兵法家」の孫子の読み方だ。
営業のゲーム化で業績を上げる
2014-06-19
ゲーミフィケーションという言葉をご存じだろうか? 人をその気にさせ、人を虜にし、時に中毒にまでさせてしまうゲームが持つ力を、ゲーム以外のものに応用しようというものだ。元々はマーケティングの手法として、顧客をゲームに巻き込んで来店を促進したり、追加購入を迫ったりするものとして命名された。その典型がポイントカード。今はどこのお店に行ってもポイントが貯まるカードがあるが、あれがゲーミフィケーションの走りと言ってもいいだろう。それはそれで取り組めばいいのだが、経営コンサルタントである私としては、ゲームの力を組織の活性化や経営革新に応用したい。それで、昨年2013年の7月に、「仕事のゲーム化でやる気モードに変える」(実務教育出版)を上梓した。弊社の教育研修部長であり、ゲーミフィケーション・コーチである清永健一との共著だ。
そして、この度、その続編として、仕事という大括りな対象から、営業業務に絞り込んだ「営業のゲーム化で業績を上げる」という本を出した。
前作からおよそ一年。この間にいろいろな企業でゲーミフィケーション、仕事のゲーム化に取り組んで来て、気付いたこと、得たことを追加し、営業だからこそゲーム化すべきであるという提言を行った。どんな職種、どんな部門であってもゲーミフィケーションは有効なのだが、特に営業は業績アップに直結するし、下記の4つの理由があって、ゲーム化すべきなのだ。
営業をゲーム化すべき4つの理由。
1、営業は、「自分の思うように動いてくれない顧客を相手にしなければならない」
2、「社外に出たら単独行動で、仕事の進め方を自分で決めなければならない」
3、新規開拓や新商材提案など常に「新しい取り組みを行わなければならない」
4、「頑張らせるために歩合(金銭的報酬)が用意されていることがある」
要するに、営業という仕事は、社外に出て、思うにまかせない顧客を相手に、自律的かつ自発的に動きながら、慣れないことや新しいことに挑戦し続けなければならない難易度の高い仕事だけに、つい「つらい」「きつい」「苦しい」ものだとネガティブにとらえがちであり、そこに歩合給(業績連動給)のような金銭的報酬が用意されているが故に、中途半端な「ゲーム化」状態となって余計に「内発的動機付け」を失いやすいということなのだ。
詳しくは、本書をお読みいただきたいが、営業に特化し、踏み込んだ、具体論、具体策を満載しておいた。本書によって、ゲーミフィケーションを正しく理解し、その限界も知った上で取り組んでもらえば、必ず成果に結び付く。是非お読みいただきたいと思う。
それにしても、ゲームの力はすごい。ゲームが一発ヒットしただけで、ゲーム会社の株価がグーンと上がったり、TVCMをバンバン打ったり、果てはプロ野球チームのオーナーになったり・・・。街を歩き、電車に乗り、スマホやタブレットを持っている人を観察してみれば、あそこでもここでも、あの人もこの人も、という感じでゲームをしている。
しかし、私はそんなゲームを礼賛したいわけではない。ゲーミフィケーションの本を書いてはいるが、私はゲームなどしない(昔はやったし、最近も研究のためにちょこっとはやったが・・・)。私には、ゲームをする時間が無駄に思えて仕方ないのだ。だが、これだけの人を魅了する力はうまく利用したいと思う。
私と同じように、ゲームという言葉の先入観で、嫌悪感を持つ人もいるだろうし、それを仕事に活かすと言うと、仕事なのに不謹慎だと感じる人もいるだろう。ゲームなどは若者だけがするものであって、いい歳した大人はそんなものに夢中になったりしないと豪語される方もいるだろう。だが、そんな人でもパチンコや麻雀はすることがあるのではないか。あれも立派なゲームだ。立派かどうかは別にして、たとえばゴルフもそう。ちなみに私は、パチンコも麻雀もゴルフもしない。どれも時間がかかるから・・・。しかし、あれだけの人がパチンコや麻雀やゴルフを楽しんでいるわけだから、その力はうまく仕事に応用したいと思う。それがゲーミフィケーションだ。
仕事にゲームの力を。営業にゲームのパワーを。仕事や営業がゲームになれば、楽しみながらお金が儲かる。最高に楽しいゲームだ。
名刺も電子秘書にお任せ
2014-05-23
電子秘書Sales Force Assistantに新しく名刺Scan機能が追加された。専属のアシスタントや秘書がいるなら、もらった名刺をパッと渡せば、ササッと登録してくれるのは当然だろう。そうであれば、電子秘書にもできなければならない。
お待たせしました。ちょっと時間がかかりましたが、ついに電子秘書Sales Force Assistantに名刺情報の取り込みや通知を行う機能を追加いたしました。
なぜ時間がかかったか。なるべく安く、正確な名刺管理を実現しようと試行錯誤をしていたから。
最近は、名刺情報をスキャンして送付し、さらに手入力で仕上げてくれるようなサービスもある。誤認識もあるから、確かに人力の手入力が入れば、より正確な情報になるだろう。しかし、高い!!そして一日遅れ・・・。秘書に名刺を渡して、「明日になります」なんて言われたら・・・。いくら正確でも困る。すぐに商談内容を登録したいのに・・・。その日の日報も打てないし・・・。そして、費用が高過ぎ。人を使うから仕方ないとはいえ、高い。この方法はボツ。
いっそ、スマホからの取り込み限定にして、無償アプリか何かを探そうかと思ったが、こちらは精度が悪過ぎ。無いよりはあった方がいいかな程度では、NIコンサルティングの秘書として失格である。これもダメ。
そんなことをやっている間に、1年が過ぎ、2年が過ぎ・・・。ようやく辿り着いたのは、我が国のOCRをリードしてきたと言っても過言ではない、名刺管理と言えばこの会社、メディアドライブ株式会社。
そのメディアドライブ社で一番売れている名刺管理ソフトの決定版!「やさしく名刺ファイリング PRO」と連携して、名刺情報の取り込みを実現した。結局のところ、これが一番安く済んで、精度が高いと思う。最高のコストパフォーマンス。「やさしく名刺ファイリング PRO」を買ってもらわないといけないが(大した額ではない)、それさえ買ってもらえれば、後は電子秘書Sales Force Assistantちゃんにお任せ。
名刺Scanが終わったら、こんな感じでお知らせしてくれる。
名刺の取り込みは、複合機でもスマホでもスキャナーでもOK。認識精度は、国内No.1のメディアドライブ技術でバッチリ。日本語・英語(アメリカ・カナダ)・中国語(中国/香港/台湾)・韓国語の名刺管理が可能。もし誤認識があれば直してもらわないといけないが、そうすることで、即時処理でき、名刺情報という正に<個人情報・営業情報>を外部に渡す必要もなくセキュリティーもクリアして、余計な費用がかからない。
私が利用者なら、コストよりも、正確さよりも、翌日になるというタイムラグが許せない。遅くなっては意味がないのだ。もらった名刺はその場で秘書がササッと処理して欲しい。だからこのカタチに落ち着いた。
この名刺Scan機能によって、電子秘書機能は格段に便利になったが、この機能強化による値上げはしない。追加費用なしで名刺Scanを利用してもらえる。安くて便利な秘書は最高だ。
ウルフルズ復活
2014-05-23
2009年に活動休止していたウルフルズが復活した。そうなるだろうと思っていたし、そうするべきだったのだろうし、そうするしかなかったのかもしれないが、ついに復活。トータス松本のソロも大して変わらないじゃないか、とも思うが、この4人でやるからこそトータスの良さが際立つ気がする。同年代だし、他のメンバーの生活も気になるし(笑)。
2月頃だったか、再始動のニュースがあり、「ついに来たか」と嬉しくなった。Mステに出演した時も、滅多に録画などしないのだが、わざわざ録画して見た。「どうでもよすぎ」るふざけた歌詞と、シンプルなギターサウンド、そしてこれまたシンプルなビートがいい感じ。
当たり前だが、NEWアルバムが出るという。買わないわけにはいかない。Amazonで予約して、忘れた頃にやってきた。CDジャケットとか、こんな感じ。初回限定盤でベスト盤つき。
自宅で適当に置いてスマホで撮ったので微妙な感じになったが、このいい加減さがウルフルズっぽいということで許してもらおう。
早速聴いてみた。
うん。まぁ。こんなもんかな。ええねん。笑えればええねん。これ!っていう曲はなかったが、そこがまたええねん。ウルフルズが復活し、この4人でバンドをやっているということ自体が元気をくれる気がする。音でもビジュアルでも元気をくれるバンドであることは間違いない。コンサートは行ったことないけど・・・。
いろいろ大人の事情や芸能界の裏事情もあるのだろうが、ずっとバンドを続けて欲しいな。転がる石のように♪
次は、ARBの復活を楽しみに待つことにする。EBIがユニコーンで復活しちゃったからな。どうだろう。こっちは難しいのかな。石橋凌のソロも悪くはないけど、やっぱりARBの凌でいてもらいたい。すっかりおじさんになったが。。。。俺もだな。ええねん♪ガッツだぜ!!
Smartなグループウェア
2014-04-30
スマートフォンやタブレットなどスマートデバイスでの運用に最適化し、最大16グリッドのフリーレイアウトポータル画面、大小、縦横の変化に柔軟に対応するレスポンシブデザインを取り入れた最新型グループウェア、「NIコラボSmart」を開発し、販売開始した。
社内ソーシャルや専用ソフトにも負けない高機能を実現したワークフロー、グローバル化に対応した多言語マルチロケール化、そんな高機能、多機能にも関わらずローコスト!など、アピールしたい点はたくさんあるが、経営コンサルティング会社として経営支援システムを提供している立場からすると、スマートデバイスの普及による仕事の仕方、経営のあり方の変化を先取りしているという点を訴えたい。
デスクトップパソコンがオフィスに鎮座し、営業マンなど外出が多い人はノートPCを持ち歩くというのは、もはや当たり前の光景になった。次は、タブレットの普及によって、これまでノートPCを持ち込みにくかった製造現場や介護、医療、サービス部門や販売部門などにもネットワーク化が拡がっていくだろう。その時、経営のあり方、組織のあり方、仕事の仕方が変わってくる。
どんな業種でも起こるのが、部門間の業務指示、業務依頼のペーパーレス化だろう。キーボードのないタブレット、常に持ち歩くことを前提としたスマホは、PCに比べ粉塵や振動、水などにも強いから、いろいろな現場に浸透していくだろう。そうすることで部門間の業務指示がネットワークに載ることになる。当然、そうなればリアルタイムに各部署で情報の受け払い、申請、承認が行われることを前提に、業務プロセスを組み替えるべきだ。それによって業務効率が上がり、顧客対応スピードを上げることが可能になる。
そのためには、社内の情報共有基盤となり、コミュニケーションツールとなるグループウェアが、スマートデバイスに最適化され、ワークフロー機能が強化されなければならない。だから「NIコラボSmart」を作った。
従来のグループウェアは、PCのブラウザで操作することを前提にしている。マルチデバイス対応と言っても、それがスマートデバイスでも見られますよ、使えますよというものだ。だが、「NIコラボSmart」はそもそもタッチ操作し、縦横、大小が変わってしまうスマートデバイスを前提にして開発され、それがPCブラウザでも使えるようになっている。似ているようで、この差は大きい。似て非なるものである。同じ機能でも、マウス操作と指でタッチするのとでは全く操作感が違うのは理解してもらえるだろう。
そして、部門間の業務指示や業務依頼のペーパーレス化、IT化によって顧客対応力強化を実現していこうと思った時に必ず必要になるのが、顧客情報との連携だ。顧客に紐付いて、業務が流れる。業務の先には顧客がいる。これを考えれば、ただのグループウェアではダメなのだ。顧客情報、顧客マスタと連携していなければならない。だから、「NIコラボSmart」は「顧客創造日報 Global Edition」と密連携している。
顧客情報を起点にワークフローが流れ、社内ソーシャルの内容が簡単に顧客情報に紐付く。それがスマートデバイスによって運用されることで、全社を巻き込んだ営業体制、顧客対応体制を強化できるのだ。こうしたツールを、IT業界のカテゴリーである「SFA」や「グループウェア」という言葉で呼んでしまうのが、自分で呼んでおいてなんだが、ちょっと悲しい。我々コンサルタントから言えば、経営支援システムであり、NIコンサルティングでは「可視化経営システム」なのだが、「SFA」とか「グループウェア」と呼ばないと理解してもらえないので仕方ない・・・。
だが、ただITツールを作っているのではなく、企業経営を革新し、新しい時代の仕事の仕方を変えて行くためにシステムを開発していることをご理解いただきたい。これが「コンサルティングの新しいカタチ」だ。コンサルティングをシステム化しそれをパッケージングしている。これによって、一過性のコンサル指導で終わらずに、その後の継続的な運用継続をサポートしていくことができる。
そんなSmartな経営革新ツールを是非お試しあれ。
出版記念セミナーも品川
2014-04-21
カラー改訂版となった「営業の見える化」(KADOKAWA中経出版)を記念して、出版記念セミナーを行った。場所はやはり品川。品川と言えば、品川プリンスホテル。品川と冠しているが、品川区ではなく、港区。東京都港区高輪4-10-30にある。なぜこの港区にある駅が品川駅になり、品川区が別にあるのか、大いに疑問だが、調べる気にはならない。きっとネットで検索すれば出てきそうなのだが、そうまでして知りたいわけではないような気がする。と、ここに書いている間にパパッと検索すれば疑問が晴れるのかもしれないが、調べずに置いておくことにする。
品川駅港南口に私の会社、NIコンサルティングはあるのだが、セミナー会場の品川プリンスは、高輪口にある。オフィスのあるイーストワンタワーを出て、新幹線、JR各線、京浜急行線を越えて、高輪口に到達。案外遠い。そして品川プリンスホテルへ入るわけだが、この入口がなんだか入り組んでいて、分かりにくい。建物がいくつもあり、何とかタワーとか、アネックスとか、どこへ行ったらいいのやら。ようやくエレベーターを見つけて上がってみたら、宿泊室のみ。。。。。仕方ないから、また一階に降りて、ホテルの人に聞いたら、まず2階にエスカレーターで上がってから、宴会場専用のエレベーターで上がれと言う。だったら分かるように書いとけよ!と叫びたくなったが、渋々エスカレーターへ。そこからエレベーターがまた離れている・・・。建て増し、継ぎ接ぎで、大きくしてきたから仕方ないのだろうが、これだけ分かりにくいのだから、もうちょっと親切な案内板を出してはどうか。ふぅ~。
頭に来たから、セミナーの冒頭に、会場が分かりにくかったでしょと言っておいたら、アンケートに何人も私と同じように宿泊棟の方に上がった人がいたことが分かった。迷ったのは私だけでなく、かなりな比率だ。やはり改善すべきである。
まぁ品川プリンスホテルに何の義理もないから、そんな心配をするのは止めて、本題に戻ると、セミナー会場はこんな感じだった。
200名ほど入る部屋らしいが、天井高が低くて、スクリーンも小さいから、ちょっと厳しい感じ。170名くらいでMAXパンパンだった。ついでに言うと、トイレも少ない。大人数で一斉に休憩に入ると厳しい・・・。休憩時間は長めにとらないとダメだな。
セミナーでは、「営業の見える化」について、本には書いていない、より本質的なところをお話しした。多くの人は、どう見えるか、どうITを活用するか、どう営業マンを管理するか、といったところを重視してしまうが、「営業の見える化」は、そもそも経営を変えるための取り組みである。そもそも何のために「見える化」するのか、というところがズレていては、成果に結びつかない。手段が目的化するようなことをやっていてはダメなのだ。
話していると段々ヒートアップして、つい話が長くなり、いつもなら5分くらい休憩時間に食い込むところなのだが、この日はトイレ事情があるから、予定時刻ピッタリで終了。我ながらアッパレ。
「時間ピッタリ終わったなぁ」と思いながら、品川駅高輪口のホテルから、港南口のオフィスへと帰る。やっぱり品川は便利です。
セミナー以外、セミナー前後の話ばかりじゃないかとお思いの貴方。確かに、そうです。しかし120分の内容をここに全部書くわけにもいきませんので、「営業の見える化」の中身についてご興味のある方は、是非本をお読みください。
品川から品川へ本社移転
2014-03-24
品川駅の港南口は、昔と比べて格段に綺麗になった。今は、一大ビジネス集積地というか、新幹線も停まる巨大ビジネス拠点となっている。新宿や渋谷も悪くはないのかもしれないが、新幹線出張が多いと、やはり不便な気がする。東京駅周辺は、もちろん便利なのだろうが、羽田までが遠い。飛行機での出張も考えると浜松町か品川か。浜松町も嫌いではないが、モノレールよりも京急の方が、速い気がする。
などと考えていると、やはり品川は便利だ。そして品川プリンスのある高輪口の方がかつては栄えていたけれども、今は何と言っても港南口だ。マイクロソフト、ソニー、コクヨ、三菱重工など、名だたる企業の本社も集積している。そして、もちろんNIコンサルティングも。
我がNIコンサルティングが、浜松町から品川港南に乗り込んで来たのは、2006年だ。浜松町はモノレールが便利だったし、家からも近かったから気に入っていたのだが、新幹線の魅力には勝てず品川へ。最初は2年くらいで移転してやろうと思っていたが、あれから8年弱。品川に定着してしまった。そして、この3月、同じ品川駅港南口に移転。もはや品川から離れられない。
ちなみに住所は品川区ではなく港区。これは毎度おかしい気がするが、まぁいいことにする。港区港南の1丁目から2丁目に移転した。今度は、港南口を出てそのまま2階デッキでつながった、品川イーストワンタワーの19階。屋根があるのが何と言ってもうれしい。そしてビルの2階には本屋さん。これも助かる。本屋さんなくして私の人生は成り立たない。
品川駅港南口を出て右に折れたら、一番最初にあるビルだから、これ以上の立地はないのではないか。家賃は高いがその分便利だ。19階からの見晴しもGOOD。六本木ヒルズも見えるが、オシャレさでは負けても便利さで品川の圧勝だと思う。
中はこんな感じ。移転したばかりだから、綺麗なのは当然だが、広くなって社内を歩く距離が長くなったのが玉にキズ。まぁ社員さんが働きやすいようになればいい。私の部屋も少し広くなったが、恥ずかしいから、ひ・み・つ。悲しいことに部屋の形状が悪いのかエアコンの効きが悪く、かなり寒い。夏は暑いのではないかと今から心配をしている。じっと我慢だ。
あとは、品川と言えばNIコンサルティングがあるよね、と言われるくらい知名度アップ、業績拡大を頑張ろう。マイクロソフト、ソニー、コクヨ、三菱重工などがライバル(笑)。ビルのオーナーである大東建託さん越えをまずは狙っていくかな。いい部屋ネット、大東建託♪なかなか強敵だ。
新本社の窓から、旧オフィスのビルが見下ろせる。高いところに上がって調子に乗らないようにしないといけないと思う。ということで、移転の準備中に、そこら辺にいた社員を集めて、旧オフィスでの記念写真。
そういえば、3月15日は設立記念日だった。創業から23年。まだまだ道半ば。やるべきこと、やりたいことはまだまだある。コツコツ、じわじわ、前進していきます。次の移転もきっと品川の予定。
ワン・ツー・フィニッシュ
2014-02-06
「営業の見える化」がAmazonの「セールス・営業」カテゴリーで、なんと、ワン・ツー・フィニッシュした。これはなかなか見れない光景だと思うので、ここに記録しておこう。
こんな感じで、旧の「営業の見える化」が2位。カラー改訂版の新「営業の見える化」が1位だ。どういうカラクリでこうなったかは分からないが、Amazonさんに感謝。
旧の「営業の見える化」が出たのは、2009年の10月だ。あれから4年。当時は「営業の見える化」導入社数が2200社となっていたが、今は、3200社を超えた。およそ1000社の積み重ねが、この新版「営業の見える化」に注入されて、カラー版になった。なぜカラーにしようと考えたのかは、KADOKAWAグループになった中経出版さんに聞いてもらうしかないが、読みやすくなったことは間違いない。
そして、この4年間の大きな変化として、SNSの台頭やスマートデバイスの普及があり、営業のあり方、進め方にも影響を与えているので、このあたりも盛り込んだ。
実は、大半がボツになったが、「営業の見える化」導入企業の声というのを新しく加えた。実際に見える化を進めてみてどうだったかを、生の声でお伝えしようというものだ。とりあえずパパッと集めて、100件以上はあったかと思うが、出版社に送った。実例だけで一章設けてもいいのではないかと思ったが、それはボツ。ページの関係で、裏表紙に8件だけ掲載・・・。もっとたくさんあるのに・・・。
さみしいから、「営業の見える化」専用ページを作って、そこに導入企業の声を入れた。いろいろな声があるが、見えないことには改善もできないから、まずは「見える化」しなければならない。企業によってさまざまな効果を実感されているようだ。
見えたところから、何に気付き、何をするかは、その企業次第でもあるが、「見える化」ができていれば、手を打った結果もまた「見える化」されるわけだから、仮説検証を繰り返しながら、より良い状態にしていくことができる。
「営業の見える化」で、あなたの会社も営業力改革と業績アップを。
広島に全社員が集結
2014-01-22
NIコンサルティングの決算が12月なものだから、毎年1月には「全社大会」と称して全社員が集まり、その年の経営方針の発表を行なっている。土日でやるので自主参加だが、ほとんどの社員が参加してくれる。いつもは、富士山が見えるところに行くことが多い。日本一の富士山が見えると「よし!日本一を目指すぞ~」という気になってくるし、なんだかパワーがもらえるような気がするからだ。そして、東京からはバスで行けるから安い!全国から社員が集まるのだが、半分以上が東京本社だから、東京組がバスで移動すると安くなる。
だが、今年は、そんなケチくさいことを考えず、東京組も飛行機移動をさせて、創業地である広島にした。創業23年。周年行事には中途半端だが、周年行事ではないので気にしないことにする。しかし、これが案外安くあがった。飛行機のディスカウント率が結構高いな・・・。新幹線が高くつく。広島組が移動なしになって、大阪や福岡などの西日本組の移動距離が短くなるから、トータルでは例年より安い!!
と、結局ケチくさいことも考えつつ、全国から広島に集結。
広島と言えば、宮島。世界遺産にも登録された厳島神社だ。ということで宿泊は宮島へ。そこでまずは「全社会議」だ。普段からITを駆使して情報共有し、経営方針も当然配布しているわけだが、直接、生で伝えるのはまた違った重みというか熱というか、想いが伝わるのではないかと信じて実施する。
こんな感じ。
各部門の方針や、今年発売する新製品やバージョンアップする新機能のお披露目なども行なった。今年もまた新たなチャレンジをバンバンやってみたいと思う。「コンサルティングの新しいカタチ」を実現し、その価値を伝えていくチャレンジだ。詳細はヒ・ミ・ツ。
そして、宴会へ。宴会では、創業地広島に来たということで、創業前からの歴史をたどる動画を投影。通常業務をやりながら、動画を作ってくれた社員にも感謝だが、創業時からいろいろな人や社員に世話になったなぁ~としみじみと感謝だ。泣きそうになるが、じっと我慢。
翌日は、厳島神社に参拝してから、創業地巡り。マンションの一室のそのまた一部屋から、NIコンサルティングの歴史は始まった・・・。広島市内をぐるっと回って、お好み焼き体験へ。
広島と言えば、お好み焼きも忘れるわけにはいかない。当然、お好み焼きと言えば、広島風である。普段は自分では焼かないが、体験だから、自分たちで焼く。
これは、地元の人でもあまりやらないことだろうと思う。自分たちで焼く関西風とは、焼き時間分回転率が悪い。ビジネスモデル的には関西風に軍配が上がるが、やっぱり広島風が好き。まぁ地元贔屓だ。ちなみに、私は自分で何度か焼いたことがある。一時期、親がお好み焼き屋をやっていたことがあるから。だが、当時は、お好み焼きに飽きて、パンが好きだった。人間というのは贅沢なものだ。
出来上がりのお好み焼き。カタチはイマイチだが・・・。ちなみにこの写真は私の作ったお好み焼きではない。私は元お好み焼き屋の息子だから、もう少し上手に焼いた(笑)。
地元の人間から言えば、皿に載せられた時点で、ちょっとどうかと思うが、鉄板上を占領すると体験ができないので、お皿に・・・。鉄板でコテを使って食べるという広島風の特徴が味わえなくなる。このお好み焼き体験のオペレーションは改善すべきだ。グループで体験していると、待ち時間で何をするのかという問題もある。関係者の方、この雑記を読んだら、改善を。どう改善していいか分からなかったら、私にご相談を。
そんな広島での全社大会でした。
今年もよろしくお願いいたします。