孫子の兵法

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「孫子兵法家」商標登録

2021-05-14

 今から2500年前、紀元前に書かれた孫子の兵法を現代のビジネス、企業経営に応用しコンサルティングする人。それが孫子兵法家だ。「孫子研究家」でもなく「兵法研究者」でもなく「中国古典学者」でもない。研究したり解釈したりするだけでなく、孫子の兵法をビジネスの実戦に応用して成果を出す実務家であり実践者である人間を「孫子兵法家」と呼ぶ。
 誰が定義し、命名したのか?
 私だ。
 長年の経営コンサルティング経験と自社の経営実務、そして孫子の研究と実践を経た上で、海音寺潮五郎氏の小説「孫子」の中に、「兵学者」と「兵法家」の違いについて述べた一節を見つけて、自ら定義し命名した。その一節を引用しておこう。
「兵学者とは古来の兵法をよく誦んじ、古今の戦史をよく知り、兵制の変遷などを研究している者です。しかし、単にそれだけの人々です。兵法家は、機に臨み、変に応じて、最も適当した戦術の案出が出来るなら、古人の兵法など知らんでもよいのです。もちろん、古人の兵法を知っていてもよろしい、古今の戦史に通じていてもかまわない。ただ、それを実際に応用するにあたっては、独自の機略をもって自在の運用をしなければならないのです。それが兵法家です。」
 紀元前に書かれた古典の意味を知り、漢文を解釈し、日本語に訳すだけなら、私よりも詳しい人はいくらでもいるだろうし、中国文学者や古典研究家として立派な成果を挙げておられる方も少なくないだろう。だが、孫子兵法家である私はそんなところで戦ってはいない。彼らは立派な「兵学者」ではあっても、戦争をしているわけでもないだろう。
 私も戦争をしているわけではないが、ビジネス戦争をしている。日々自社の経営者として戦い、多くのクライアント企業の戦い方を指南している。そこに孫子の兵法を適用し応用し実践している。この孫子の兵法をビジネスの実戦に応用して成果を出すという点においては、誰にも負けない自負がある。だから「孫子兵法家」を名乗った。
 「勝手に決めるな」「誰がそれを認めたのか?」「自称に過ぎないだろう」と文句を言いたい人もいるだろう。では、聞くが、「孫子兵法家協会」という組織があり、「孫子兵法家認定試験」があって、その合格者が何千人、何万人もいたら「孫子兵法家」として認めるのか? 競合する同業者が何千何万といて差別化も出来ないようなことをして孫子の兵法を実践する人と呼べるとでも思うのか? 他人が決めた枠組みや定義に沿って、他人に認められないと自分を定義できないとしたら? そんなヤツは「孫子読みの孫子知らず」でしかない。
 孫子は、

『百戦百勝は、善の善なる者に非るなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。』

 と言い、

『善く戦う者は、人を致して人に致されず。』

 とも言っている。
 戦わずして勝つのが最善であり、相手に動かされるのではなくこちらの意図で相手を動かすのが孫子の兵法である。独自のカテゴリーを作り、独自の土俵で一人横綱になるのが、「孫子兵法家」としての正しい姿である。
 試しに、ネット検索で「孫子兵法家」を検索してみて欲しい。私のサイトがズラッと出て来るはずだ。これが戦わずに勝つ独自領域の作り方だ。この事実、この結果こそが、私が孫子の兵法を現代に応用する「孫子兵法家」である証明である。
 今回、そのダメ押しをするために、「孫子兵法家」を商標登録した。これがその証の商標登録証だ。

「孫子兵法家」商標登録

 独自領域を作って、それに名前をつけたら、商標や特許で法的にも保護して無駄な戦いを避けるべし。実体として負けていなくても、他社に商標を取られて権利侵害を訴えられたら、余計な戦いをしなければならなくなる。それを避ける知的財産権の保護も孫子兵法の実践である。
 ちなみに、孫子の兵法を独占する気もないし、孫子の兵法を現代のビジネスに応用することは非常に有用なので多くの人に実践してもらいたいと思っているから、「孫子兵法家」の使用を制限するつもりはない。是非使ってもらい、孫子兵法の普及啓蒙に取り組んでもらいたい。但し、「孫子兵法家」がNIコンサルティングの登録商標である旨の表記を忘れずに。勝手な乱用をしていると、いつ「孫子兵法家」から商標権の侵害で攻撃されるか分からないから気を付けてね・・・。無駄な戦いをするつもりはないけれども、やる時は徹底的にやるよ(笑)。

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