孫子の兵法

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勢いは険しくタイミングは短く集中

2020-08-12

 コロナウィルスの感染拡大による緊急事態で、客先訪問ができず立ち往生した営業部隊を救うために提唱した「コンタクトレス・アプローチ」がついに本になった。緊急事態だけに、KADOKAWAさんにも「疾きこと風の如く」対応してもらって、来週には店頭に並ぶはずである。緊急事態宣言は終わったが、まだまだ世間は感染拡大で大騒ぎだから、是非本書を読んで、これからのWithコロナ、Afterコロナをどう乗り切るか、しっかり考えていただきたい。

『コンタクトレス・アプローチ ~テレワーク時代の営業の強化書~』


 もちろん、孫子兵法家が出す本だから、安易にコロナ騒動に乗っかった軽いノリのものではなく、孫子の兵法に基づく考察によって生み出したものだ。コロナウィルスによるパンデミックというマイナスをプラスに活かすにはどうするかと考えたのも孫子

『智者の慮は、必ず利害を雑う。利に雑うれば、而ち務は信なる可し。害に雑うれば、而ち患いは解く可し。』

 という教えによる。害の裏には利があると考えるから患いを解くことができる。コロナだ、自粛だ、困った、参った、と騒いでいるだけでは何も解決しない。そこから生まれたのが「コンタクトレス・アプローチ」だ。
 だが、今回の本題はそこではない。
 孫子兵法家が本を出す以上、孫子の兵法を使わないわけにはいかない。緊急事態宣言でステイホームと言われた時から企画、執筆、編集、製本に至るスピード対応は、「風林火山」並みの機動力だったとも言えるのだが、それはもう終わった話だから、これからの話をしよう。孫子はこう言った。

『激水の疾くして、石を漂わすに至る者は勢なり。鷙鳥の撃ちて毀折に至る者は、節なり。是の故に善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり。勢は弩を彍るが如く、節は機を発するが如し。』

  水の流れが激しくて岩石をも漂わせるのは、その水に勢いがあるからである。猛禽が急降下して一撃で獲物を打ち砕くのは、絶妙のタイミングだからである。したがって戦上手は、その戦闘に投入する勢いを大きく険しくし、その勢いを放出するのは一瞬の間に集中させる。勢いを蓄えるのは弩(弓)の弦を一杯に引くようなものであり、節(タイミング)とは、その引き金を引く時のようなものである、という教えだ。
 戦う時に大切なことは、勢いとタイミング。その勢いは険、タイミングは短でなければならない。水に勢いが加わると、土砂災害を生むことがあるようにとても危険である。逆に言えば、危険なほどの勢いが必要だということだ。
 さらにその勢いを放出するタイミングは一気に短く集中させる。そもそも勢いがあるところに持ってきて、さらにそれを短時間に集中させるということ。まるで線状降水帯ができて短時間に猛烈な雨が降るような感じだ。時に、人の命をも奪いかねない自然の猛威のような戦い方。それが孫子の教えだ。
 来週、書店に本が並んだら、ラジオ、新聞、雑誌、メルマガ等を使って怒涛の告知で勢いをつける。そして、そこから怒涛の出版記念セミナーを短期間に集中して行う。
 まず9月3日のKADOKAWAさんの出版記念セミナーだ。タイトルは、「会わずに売れる」テレワーク時代の営業術。19:00~21:00のリアルとオンラインを融合させたイベントになる。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01g10n114cv3d.html
 翌週からは、弊社主催の出版記念セミナー「営業のニューノーマル『コンタクトレス・アプローチ』~非接触でも売れる営業手法とは~」を、9月8日、15日、23日、29日、10月8日、15日と一気に6回開催する。WEBセミナーだから全国どこからでもご参加いただける。この2ケ月弱の短期間に勢いを集中させて、「コンタクトレス・アプローチ」を広める戦略だ。
 ちょっとセミナー回数が多いかもしれない・・・ちょっと告知し過ぎかもしれない・・・のだが、岩をも押し流すには勢いが重要であり、それが短期集中でなければインパクトがないというのが孫子兵法の考え方である。
 さて、その結果がどうなるか。乞うご期待。その前にまず「コンタクトレス・アプローチ」をお読みください。

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