孫子の兵法

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孫子×DX 孫子兵法でDX

2024-02-01

 今年もまた言い訳から入らなければならない。一年前に、改正電帳法のために全兵力を投入したのに2年間の宥恕措置で戦意喪失して、ブログの更新ができなかったと言い訳した。それ以降、このブログを更新していなかった。今度は、インボイスと電帳法のダブル駆け込み需要で忙しくなったからだ。つくづく人間は追い込まれないと動かないものだなと思う。自分もそうだ。反省だ。
 だが、孫子兵法家たる者、そんなことではいけない。孫子兵法を現代の企業経営に活かすのが孫子兵法家の使命であり役割だから、心を入れ替え、気合を入れ直してブログを書くことにする。たぶん。。。。
 テーマは「孫子×DX」。孫子の兵法でDX(デジタルトランスフォーメーション)を成功に導く。2500年も前に書かれた孫子に21世紀のデジタル活用の方法など書かれているわけがないと思うだろうが、それは違う。そんなことを言ったら、企業経営のことも一切書かれていない。孫子に書かれているかどうかではなく、孫子兵法家は、孫子(孫武)の心となり、脳となり、現代に孫子が蘇ったとしたら何と言うか、どういうアドバイスをするかを代弁する。まるでイタコのような存在である。
 今ここ、2024年に孫子がいたら、間違いなく、企業経営者にDXを急ぐように言うだろう。なぜなら「情報が戦争の要」だから。もちろん、情報を扱う道具はまるで違う。孫子の時代には、鉦、太鼓、幟、狼煙、そして間諜を使った。現代は、PC、スマホ、データベース、センサー、インターネット、AI等々、多くの道具が使える。道具は違うが、やることは同じ。「彼を知り、己を知る」「人に取りて敵の情を知る」そして「明主・賢将のみ、能く上智を以て間者と為して、必ず大功を成す」わけだ。
 人口減少が加速し、生産性の低さを指摘され続けている日本企業にはDXが不可欠である。だが、その進捗が極めて遅い。私はそれをインボイスと電帳法への対応で嫌というほど実感した。どう考えてもシステムで処理すべきなのに、「紙でやる」「一件ずつコツコツ保存する」「税務調査で突っ込まれなければ大丈夫だから何もしない」とアナログ処理のまま頑として動こうとしない多くの企業やその経営者を見て来た。法改正があってもやらないくらいだから、そういう企業は淘汰されるしかないだろうが、何とか頑張ってシステム化しようとしてもDXには程遠いという企業が少なくない。
 そこで、孫子の出番である。「孫子×DX」である。孫子の兵法に基づいてDXを進めていけば、必ずうまく行く。DXを単なる流行だと考えてはいけない。DXという言葉自体は流行語であり、バズワードだろうが、中身は時代を超えてやるべき重要なことだ。だから孫子の兵法が適用できる。時代を超えて生き残っている孫子が活用、応用できるのだ。
 それを解説して行こうと思う。今回はまずその宣言である。次回以降に乞うご期待。

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